

田口ランディ (たぐちらんでぃ)
作家 女性 1959年10月生まれ
東京生まれ。幼少期から高校までを茨城で過す。
さまざまな職業を経たのち、友人と共同で編集プロダクションを設立。広告編集に携わる。
1998年頃よりインターネット上でメールマガジン「田口ランディのコラムマガジン」を発行する。MSNのサイトとも連携したこのコラムは人気となり、購読者数が10万人に達する。その頃から「ネットコラムニスト」として注目を集め始めた。
2000年6月、幻冬舎より長編小説「コンセント」を出版し小説家としてデビュー。
その後「アンテナ」「モザイク」を発表
初期の長編は海外でも高い評価を得ており「コンセント」は英語、イタリア語、中国語など多くの言語で翻訳されている。
「コンセント」「アンテナ」は映画化され、「アンテナ」はヴェネチア映画祭参加作品となった。
その後、日本の象徴としての富士山をモチーフにした短編集「富士山」、現代人の視点から原爆を捉えた短編集「被曝のマリア」など、社会的なテーマに挑んでいる。
作品には寓話的なものも多く「転生」「木霊」など、輪廻転生を扱った作品も多い。また短編集「オカルト」や「ドリームタイム」では夢と現実のあわいのような幻想的な作品を描いている。
小説と同時にノンフィクション作品も多彩で、「忘れないよ、ヴェトナム!」「ひかりのあめふる島屋久島」「水の巡礼」「旅人の心得」「オラ!メヒコ」など、日本や世界の秘境を旅して旅行記を執筆。
また、社会問題や犯罪を扱った「もう消費すら快楽ではない彼女へ」や、広島やカンボジアなど平和の問題を扱った「根をもつこと翼をもつこと」など、さまざまなテーマに執筆活動を広げている。
2001年に「できればムカつかずに生きたい」で、第一回婦人公論文芸賞を受賞。家族の問題を赤裸々に語り多くの若者の共感を得た。
2006年に発表した「寄る辺無き時代の希望」では、人は死ぬのになぜ生きるか? というテーマを携えスウェーデン、ベラルーシ、浦河べてるの家、水俣を取材。福祉や介護、原発問題から、水俣問題まで思考の枝を伸ばし、小さな個人がどのように大きな世界へとアプローチするか、自らの体験を通して語っている。
2008年、長編小説「キュアcure」を発表。がん治療とはなにか、がんで死ぬことは敗北なのかをテーマに、現代人の死因のトップである「がんという病」に真っ向から向き合った。盛り込まれている内容は医療制度の矛盾から安楽死まで、現代医療のさまざまな問題に及ぶ。現実に執筆の途中で肉親ががんに倒れ、現実と小説が渾然となった状態で完成した作品である。
神奈川県在住の一児の母。現在は、配偶者の両親と同居する5人家族
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